住宅ローンの審査のタイミングって、イマイチわからないですよね。
「物件が決まってないのに、試しに審査を受けていいものか・・・?」
「事前審査を受けたら、もう物件変更できないんじゃないか・・・?」
そんな不安もあると思います。
この記事では、
- 住宅ローン審査はいつ受けるべきなのか?
- 物件未定の状態でも審査を受けることができるのか?
- 事前審査後に物件変更をしても大丈夫なのか?
を、実際に3つの物件で3銀行の審査を受けた経験から話していきたいと思います。
もくじ
住宅ローン審査のタイミングはいつがいいか?
結論から言うと、住宅ローン審査を受けるタイミングは”物件が決まる前”がベスト。
一般的には、間取りや見積りの詳細が決まってから審査を受けるイメージがあるかもしれませんが、全てが決まってからでは遅すぎます。
なぜなら、物件の細かい部分まで煮詰めてしまってからの審査では、マイホームの決定権が施工主になくなってしまうからです。
ちょっとわかりづらいので、例を上げてみると・・・
【パターン1】ハウスメーカーに執着して悪条件の住宅ローンを組むことになる
たとえば、住宅会社Aで間取りなどを細かく打ち合わせし、土地も決め、詳細が全て決まってから住宅ローン審査をしたとします。
でも、銀行1では審査に落ちた(借入額が足りなかった)。
どうしても家を建てたいから、今度は銀行2を受ける。
銀行2はお金を貸してくれるけど、金利が高い。
金利が2%で、3500万を35年ローンで月々の支払が115941円。
他の金利が低い銀行だったら、0.65%で月の支払額は93194円。
夫婦で話し合って決めた家をあきらめたくないがために、他の銀行と比べて2万円近くも高い金額を払いながら、経済的に苦しい生活を送る・・・
【パターン2】資金に合わせて家を調節して不満足の家ができる
住宅会社Aで家づくりを進めていた。
「この家で行こう!」と思ったので、銀行1で住宅ローン審査を受けたが、上限額が届かない。
3500万欲しいところ、3200万までなら大丈夫だと聞いたので、家の間取りやら外構やらを削ることにした。
なんとか300万削減し、審査に通過。
でも、家は必要最低限のものしか残せず、理想とは程遠い不満足の家になってしまった・・・
↑こういう後悔話、ネットではよく溢れていますよね。
けれども!
住宅ローン審査を物件が決まる前に受けていたら、こういう悲しいことは防げるんです。
「自分たちはいくらの家が建てられるのか?」
「金利がどれくらいで、月々の支払いはどれくらいになるのか?」
これらを、家づくりの前に知ってたら・・・
【パターン1】のように、高い金利で損しながら、無理して家を買うことはありません。
自分たちに無理のない予算内で、金利が良心的な銀行で住宅ローンを組み、余裕のある生活を送るでしょう。
【パターン2】のように、住宅会社Aにこだわって不満足な家を建てません。
予算内でも満足がいく家を建てられるハウスメーカーBを探すでしょう。
なので!
住宅ローン審査は物件が決まる前。
注文住宅なら、ハウスメーカー選びの段階で受けておきましょう!
住宅ローンの審査は、物件未定の段階でもできるのか?
「住宅ローン審査は物件が決まる前!」と言われても、物件未定で審査を受けてもいいのか?って不安ですよね(笑)
大丈夫!
事前審査と呼ばれる、本審査とは別の“仮”の審査があります。
事前審査はその名の通り、「この家、買えるかなぁ~??」とお試しで受けられる審査なんですね。
もちろん、物件が決定している段階でも、必ず事前審査は受ける必要があります。
事前審査
(個人情報調査、勤務確認など)
↓
本審査
(事前審査時と状況が変わってないか?)
事前審査の段階で細かく調査されるため、本審査で落ちることはまずありません。
ネット銀行だと、事前審査の精度が低い為、本審査落ち多いらしいですが^^;
とにかく!
事前審査を受けることで、「いくらの家が買えるのか?」がハッキリわかります。
そして、銀行がつけてくる条件(金利)もわかります。
物件未定の状態で、どうやって事前審査を受けるのか?
事前審査では、通常、以下の書類が必要になります。
- 源泉徴収票
- 車のローンなど月々払っているものの明細
- 購入予定の物件情報
物件未定の状態でひっかかるのは、「購入予定の物件情報」。
銀行側も、「いくら借りたいの?」っていうのを知りたいわけですね。
でも、未定の段階だから、こちらは物件の見積もりなんてもっていないわけです。
そういうときは、
- ハウスメーカーでもらった手書きの見積もり書(最初の打ち合わせでシミュレーションしてもらったもの)
- 買いたいと思ってる価格帯の中古物件のチラシ
- 建売のチラシ
とかでもOKです。
我が家の場合は、
今ハウスメーカーと話をしてるんですけど、本当に家が買えるのか不安で・・・
どれくらい貸してもらえるのか知りたくて。
どの家を買うかは決まってないんですけど、上限金額に合わせて物件を購入しようと思ってるんです。
って感じで銀行に行って、事前審査をしてもらってました。
そのときは、中古物件のチラシと、営業さんの手書きの見積書をもっていきましたね。(それぞれ別の銀行)
「住宅会社とすでに話はしていて、決して冷やかしではないのよ~」感を出すようにするとよいです。
この方法だと邪険にされることもないですし、もし審査に落ちたとしても、
「じゃあ、いくらだったら貸してもらえるのか?」を聞き出すこともできますよ^^
住宅ローン事前審査を受けたら、物件変更はできないのか?
買う気がない物件で「住宅ローン上限額と金利条件」を調査した後、他の物件が買いたくなったときはどうするのか?
心配な人もいると思いますが、大丈夫です!
最初に検討していた家と、本当に買う家が違うのはよくあること。
うちもコロコロ変わりましたから安心してください。
で!
事前審査と違う物件が欲しいときは、もう一度、事前審査からやり直しをするだけです。
銀行もよくあることだと心得ているので、嫌がらずに審査をしてくれます。
物件が決まっている段階では、住宅会社の詳細な見積もりや設計があるはずですから、そちらを提出しましょう。
ハウスメーカーと提携している銀行なら、担当さんが銀行員に話を通してくれるでしょう。
住宅ローン審査は一発勝負だと思っている人が多いみたいですが、そんなことはないので(笑)
気軽に事前審査を受けることをオススメしますよ^^
【まとめ】住宅ローン審査は気軽に!物件未定の段階で受けるのが吉
「妥協せず、満足のいく家づくりがしたい・・・」
「不利な条件で住宅ローンを組みたくない・・・」
そう思っているのなら、住宅ローンの審査は早めに受けましょう。
予算(住宅ローン上限額)をハッキリ知っておくだけで、金銭面での失敗を防ぐことができます。
家づくりで一番辛いのは、お金の問題ですからね^^;
今後何十年も後悔をしないためにも、今のうちに動いておきましょう!
まずは、近くの銀行に相談。
または、ネットの仮審査もオススメです。
審査のコツは、『住宅ローンの銀行おすすめは?金利比較がダメな理由や審査のコツも』の記事でも書いてますので、参考にしてください。
素敵で大満足な家が買えますように★
知ってる?モデルハウス訪問しなくてもハウスメーカー比較できる方法があります!
- いろんな家を見てみたい!
- 予算的にどんな家が建つのか?知りたい
- ハウスメーカーに話を聞いてみたいけど、購入を決定しているわけではないので様子だけ知りたい
- いきなりモデルハウス訪問するのは気が引ける・・・
- 見学で時間がつぶれるのを避けたい
- ハウスメーカー比較をラクにしたい
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カタログ請求サイトを利用すれば解決できます!
建築予定エリアのハウスメーカーの資料請求をまとめて送付してもらえるため、ハウスメーカーを一件一件見て回る手間が省けます。
- 住宅展示場・モデルハウスに行かなくてもカタログを見れば、価格やデザインなどだいたいのことがわかる
- モデルハウス通いをしていた時間を削減でき、有意義に過ごせる時間が増える
- カタログ請求は無料。家を買っても買わなくてもOK。
- カタログは、参考になる間取りやデザインがいっぱい!勉強になるし、見るだけでも楽しい♪
ちなみに我が家は、コレのおかげで予算と好みに合うハウスメーカーが見つかりました。
便利なので、気になる人はチェックしてみてね!
カタログ請求サイトの詳細・実際に利用してみた感想はこちらに書いてます↓
体験談!ハウスメーカーのカタログ一括請求サイト使ってみた様子とカタログ請求方法