土地の値引き交渉って、頭を悩ませるところですよね。
「ガツガツ言ったら失敗した」なんて例もありますし、担当者にイヤな顔されたくないし。。。
我が家も新築一戸建てを建てている真っ只中なのですが、少ない予算に収めるために土地を値切るのが一番大変でした。
でも、結果的に、
- 土地1では、100万の値引き
- 土地2では、350万の値引き
に成功しました。(※土地1ではトラブルがあったので土地2も値切りました)
我が家は土地を買うのは初めてです。
不動産については全くの無知(笑)
なのに、
なぜ土地を値切ることができたのか?
振り返ってみると単なるラッキーでもなかったみたいなので、成功例を振り返りつつ、『土地を値引きしてもらうための秘訣』を書いていきたいと思います。
もくじ
どんな交渉をすれば値切ることができるのか?土地の値切り交渉の流れ
それでは、我が家がどんな交渉をしたのか?を書いていきますね。
土地の値引き交渉に入る前の我が家のデータ
土地予算 : 800万(住宅ローン上限金額から逆算)
頭金 : なし
両親の援助 : なし
我が家の予算は、土地の相場と比べて、かなり厳しいものでした。
それでも予算を800万にしていたのは、すでに住宅ローンの審査済みで、上限金額がハッキリ決まっていたからです。
「土地に800万以上かけると、建物のお金がない」
と、見通しが立っていたんですね。
土地の相場よりはるかに少ない予算しかないのに、我が家が土地に求める条件はとても多く・・・
- 駅から徒歩10分以内
- 徒歩圏内にスーパーがある
- 小学校が近い(1.5km以内)
- 幼稚園バスが通る
- 日当たり良好
不動産屋が「はぁ?」と聞き返してしまうほど、ワガママなオーダー(笑)
ハウスメーカーの担当者には、「その予算じゃ無理だろう」と言われました。
まぁ、土地の候補がないわけじゃなかったですよ。
日当たりが悪いし、大通りに面して子供が危険だし、近くに崖があるけどww
そんな土地でも980万。で、ハウスメーカーの人が交渉すれば750万になるとのことでした。
予算的にはココしかないんじゃないですか??
と、ハウスメーカーの担当者はごり押し。
もちろん、担当者は担当者なりのお勧めポイント(激安、大通り沿いは価値が下がらない)があったわけですが。
私は、どうしてもイヤだったんですよね~^^;
なので、条件に合った土地を値切ることにしたんです!
【土地の値引き交渉1】 916万⇒800万(30坪)
この土地は、駅から5分の土地で、スーパーもすぐ近く。
小学校の評判もよく、子育てには最適だと思いました。
30坪で小さい土地だけれど、工夫をして狭小住宅を建てれば問題ないと思ったんですね。
ただ・・・値段が高いっ!
予算より116万オーバー。
100万くらい自分たちで用意ができればいいんですが、無理でした。
なので、値引き交渉することにしました。
ハウスメーカーの担当者は・・・
このときはすでにハウスメーカーが決まっていました。
なので、まずはハウスメーカーの担当さんに、
この土地を検討してるんだけど、予算オーバーで。なんとかならないかな?
と相談してみたんですね。担当さんは渋い顔をしながら、
これは値引くのは難しいですね~。端数を切って、900万ならイケると思いますけど・・・
と返事しました。
う~~ん^^:
900万だったら予算オーバーで買えないわぁ~
そんなこんなで、別の土地を探すことにしたわけですが・・・
これが気になっていた土地を値引く秘策になったんです!
他の土地を求めて、不動産屋を訪問すると・・・
我が家の理想の条件に近く、800万以下で買える土地を求めて、他の不動産屋へ。
「土地探しは任せてください!」って言ってたハウスメーカーの担当者には悪いけど、いい土地が見つかれば、どの不動産屋でもいいですからね。
ネットで地元の不動産屋を探して、突撃訪問をしました(笑)
4月までに家を建てたくて、予算800万で土地をさがしてるんだけど・・・
こんな感じで相談。
1日で3件回りました。
そのうち2件は「予算に合った土地はこれしかないね~」と、悪条件の土地を提案してきましたね。
・・・まぁ、この予算だったらそうだよね^^;
諦めムードに突入したんですが、一件の不動産屋さんはとっても親切で、
「今、どんな土地を検討してるの?値切れるか見てあげようか?」
と、救いの言葉をくれたんです!!
早速、今検討している土地のことを話しました。
予算よりも高く、あと100万手が届かない・・・
不動産屋さんは、すぐに売り主側の仲介業者に電話してくれて、
「850万までならイケそうだよ。800万は頑張ればイケるかなぁ」
と返事してくれました。
ただし、土地の仲介業者は、その不動産屋にするという条件付き。
不動産屋は仲介料で儲けてますからね。
致し方ないこと。
でも、勝手にやったらハウスメーカーの担当者さんもいい気がしないと思うので、相談しました。
他の不動産屋なら値引いてくれるらしい!ってハウスメーカーの担当者に話したら・・・
「ちょっと失礼かな?」と思いつつも、ハウスメーカーの担当者にこの話をしたら、火がつく(笑)
うちが交渉しますよ。任せてください!!
前回の打ち合わせでは全く交渉する気がなかったのに、負けじとばかりに値引きに前向きな返答。
かなり自信たっぷりだったので、値引き交渉はハウスメーカーの担当者に任せることにしました。
実際、菓子折りを持って売り主側の仲介業者に値引き交渉のお願いをしたりして、頑張ってくれたみたいで、
「売り主は100万円の値引きを了承している」という連絡も受け、あとは契約するだけ!という状態になったのですが・・・
不動産業界の腹黒い策略によって、話は流れることとなりました。(土地の値引き交渉に失敗した!じらされた挙句、購入できなくなった話)
「もうハウスメーカーがおすすめする、崖近くで日当たりの悪い土地しか我が家に選択肢はないのか・・?」と思いきや!
新しい土地が、驚きの方法で、値引き交渉できることとなったのです。。。
【値引き交渉2】1150万→800万(45坪)
売り主の黒い策略?により、前の土地がダメになってしまったわけですが、実は私たちには次の土地のアテがありました。
すでに気になる土地があったんですね↓
この土地は、以前に尋ねた不動産から郵送で送られてきた情報でした。
ネットやチラシには載っていない物件で、売り主が「手放したいから値引きしてもいい」と言ってる土地を紹介してくれたんです。
こちらの土地の方が、広いし、便利。
日当たりもよく、我が家の理想の条件をすべて満たしていました。
でも、この情報をもらったときは、前の土地で申込み期間中。
他の土地に浮気することも難しかったのと、「夫が嫌いな人が近くにいる」という理由でダメになったんですね。
けれども、予算内で条件を満たした土地は、ココしかない!
次男の入学までに新築を完成させたかったので、迷っている時間もありませんでした。
夫も、「嫌いな人と一定の距離があり、町内が別」とわかってからは、この土地を買うことを了承してくれました。
むしろ、私よりも先に「その土地、申し込んでおいて!」と前向きな意見を言ってましたね。
申し込んでからは、トントン拍子に話が進み・・・
元々その土地は、1150万を980万に下げてチラシに掲載予定だった(申込みの3日後に掲載予定)にも関わらず、アッサリ800万で交渉成立。
売り主さんの事情はわかりませんが、私たちと相手のタイミングが合ったようです。
契約日も、申込みから1週間以内に決まり。。。
念願のマイホームを予算内で買えることになりました^^
--さて、私の体験談はここまでですが、振り返ってみたコツをまとめてみたいと思います。
きっとこのコツを知れば、誰でも土地の値切り交渉ができるはずです!
土地を値切るコツ!単なるラッキーではないらしい・・・
我が家が土地の値引き交渉に成功したのは、運がよかっただけかもしれません。
しかし!
今振り返ってみると、以下の2つの秘訣があったんじゃないかと思います。
【交渉のコツ1】不動産屋を回って、土地の値引き額の比較
営業さんにとって、実は値引き交渉はめんどくさいらしいです。
まぁ、考えてみればそうですよね。
「少しでも高く売りたい!」って言ってる売り主さんに頭下げなきゃいけないわけだし、土地を値引きしちゃったら仲介業者の取り分が減ります。
※仲介手数料は、【土地の値段×3%+6万+消費税】。
つまり土地の値引き交渉をしてしまうと、仲介業者の利益が減る!!
私が仲介業者だったら、そんなに頑張って交渉したくないです^^;
ただ・・・仲介料をもらうのは、どこの不動産屋を通しても一緒なので、「値引き交渉してでも、仲介料が欲しい!」って不動産屋も中にはいます。
なので、ハウスメーカーが値引き交渉に後ろ向きな態度なら、他の不動産屋に相談してみて、値引き交渉への態度を競わせるとよいでしょう。
ハウスメーカー比較をするのと一緒で、土地の仲介も比較検討する感じですね。
【土地の仲介業者を比較するときの注意点】
●不動産屋に訪問するときは、「値引き比較が目的」と言わない
来店していきなり他の不動産と比べられているとわかると協力してくれなくなります。あくまでも土地探しに来たついでに、検討している土地の相談をしてみるようにしましょう。相手がチカラになってくれそうだったらラッキーです。
●土地の値切り交渉は複数の不動産にお願いしない
1番効率がいいのは複数の不動産に同時に値切り交渉をしてもらうことですが、それをやると不動産業界で嫌われます。「あなただけを信じてる!」と思ってくれるから営業さんも頑張れます。値切り交渉のお願いは1つの不動産に絞ってお願いしましょう。
●ハウスメーカーの担当に連絡
ハウスメーカーが土地探しをしてくれている場合は、他の不動産に値引き交渉をしていることを連絡しておきましょう。書類のやりとりがあります。
【交渉のコツ2】いろんな不動産屋に、自分たちの予算と希望条件を伝えておく
土地が安く買えるかどうか?は、売り主と買い主のタイミングが一致したか?によります。
「この土地、安くしてでもいいから売りたい!」って思ってる売り主が思ってたら、安く買えるわけです。
我が家はちょうど、そのタイミングで売り主さんと出会えたから、350万もアッサリ値切ることができたんですね。
でも!
「この土地、安くしてもいいよ~!」なんて情報は、ネットやチラシには載ってません。
また、いい土地ほど、不動産屋は情報を出しません。
ネットに載ってる土地は売れ残り・・・なんて話もよく聞きますよね。
なので、できるだけ多くの不動産屋に、自分たちの予算と情報を話しておく必要があります。
あと本気度を伝えておくことも大切です。
「この買い主さんは冷やかしじゃない!」と思うからこそ、いい情報を回してくれるようになります。
現に、我が家には事例に出した2つの土地の他にも、「知り合いが土地を売ることにしたんだけど、600万でどうか?」という話も来ました。
我が家は全部で4件に相談してたかな。(夫の知り合いの不動産屋も含め)
それだけでも、随分いい情報を回してもらったと思います。
土地探しはハウスメーカーにまかせっきりにせずに、自分でも不動産屋を訪ねてみるようにしましょう。
【不動産めぐりの注意点】
中には営業電話ばかりかけてくる不動産屋もいるそうです。(私は全くありませんでしたが)
しっかり断ることができる人だったらいいかもしれませんが、そうじゃない人は精神的に辛い思いをしてしまうかもしれません。
いい土地情報を得るためにはリスクを負うことも、頭の片隅に入れておいてください。
まとめ!土地の値切り交渉のコツはこの2つ
土地の値引き交渉のポイントは、以下の2つ。
- 不動産屋を回って、土地の値引き額(交渉のやる気度)の比較
- いろんな不動産屋に、自分たちの予算と希望条件を伝えておく
つまりは、
「値引き交渉をお願いする不動産屋選び」
「いい土地情報を入りやすくすること」
この2点が土地の値引き交渉で重要なことです。
ハウスメーカーの担当者に全てお任せするのが、一番ラクな道ではありますが、
これを自分でやるか?ならないか?が、大きな分かれ目ですからね。
我が家は、ハウスメーカーの担当者が持ってきた土地で妥協しなくて、本当によかったと思ってます。
一生住む土地だからこそ、人任せにしてはいけなかった。
実際にあのときハウスメーカーの担当者が進めた土地には、今は建売が建っているんですが、全然欲しくありません(笑)
むしろ、「こんな日当たり悪くて庭がない家、誰が買うんだろう・・・?」と思いながら見ていたりします^^;
結局、売れてましたけど、私なら絶対に願い下げだなぁ~と。
なので、「いくら予算内に済むといってもこの土地は・・・」という、自分が感じた違和感をそのままにしなくてよかったです^^
だからこそ、土地探しがうまく行ってない人には、妥協しないでほしい!
「予算も場所も文句ない!」と心から思える土地に出会えるまで、もがいてみてほしいなぁと思います^^
不動産屋に行かなくても希望条件にマッチした土地情報がもらえる裏ワザ
- 希望条件に合う土地になかなか出会えない
- 土地探しに疲れた
-
ピン!と来ない土地で妥協したくない
【ネットから複数の地元不動産屋に土地相談できるサイト】を使えば、希望条件にマッチした土地が出たときに、イチ早く教えてもらえます。
- 土地探しにかける時間・労力を節約できる
- 売りに出たばかりの土地情報をゲットできる
-
妥協しない土地探しができる
※条件の割にお得な土地情報が入ってくる可能性もあります(我が家の体験談)
PC/スマホから簡単
>>【土地探し相談サイト】
実は不動産屋によって、持ってる土地情報は違うんです!
ネットで探しても、なかなかいい土地に出会えない原因がコレ。
いい土地はネットで公開しなくてもすぐさま売れるんです(泣)
詳しくは、「未公開の土地の探し方!コツと使えるサイトを実体験から紹介」に書いてるので見てね~