住宅ローンは変動金利と固定金利どっちがいいのか?

 

住宅ローンを組むとき、「変動金利と固定金利、どっちがいいのか?」って悩むところですよね。

 

とくに、低予算の中でのマイホーム購入の場合は、ちょっとした金利手数料でも大きいもの。

 

たとえば、

 

  • 借り入れ額が3000万円、35年ローン
  • 頭金、ボーナス払いゼロ
  • 変動金利が0.9%
  • 固定金利が1.2%

 

だとすると・・・

 

変動金利 : 83294円 / 月

固定金利 : 87510円 / 月

 

となり、月々の支払額の差は4216円

 

 

生活に余裕がある人にとっては小さな差かもしれませんが、子どもが多かったり、毎月の生活をギリギリでやりくりしている人にとっては大きな差となります。

 

そのため、4人の子供がいる我が家にとっては、「変動か?固定か?」の問題は、まさに死活問題!

 

「今後の運命をかけた選択」ともいえるほど、重要事項です(笑)

 

ただ・・・

 

「住宅ローンの金利はどっちがいいのか?」っていうのは、誰も言及してくれないのが実情。。。

 

何冊か本を読んみても、なんだかフワフワとしていてハッキリ言ってくれないのが悩みでした。

 

そこで!

 

毎日、不動産と向き合っている住宅メーカーの営業マンさんたちにお話を伺い(もちろん個別訪問)、

 

「変動と金利、どっちがいいの!?」

 

というリアルな話を聞いてきました♪

 

 

変動金利か固定金利か?突撃訪問して聞いてきた

 

今回お話を聞いたのは、FP資格を持つ営業マン3人。

 

主張は・・・

 

「固定の方が金利変動があっても安心!」

「変動金利の方が安くていい!」

「どっちでもいい!」

 

の三者三様(笑)

 

しかし、共通していることがひとつだけあって、「この先、金利がどうなるかは断言できない。だれにもわからない・・・」ということ。

 

つまりは、正解がない!ということなんですね。

 

 

「固定金利」押しの営業マンさんの主張

 

自身も固定金利で住宅ローンを支払っている「固定金利派の営業マンさん」。

 

彼の場合、家を購入してからの9年間は金利が下がりっぱなし。

 

変動金利を組んでいる人たちよりも、圧倒的に損をしています。

 

 

けれども、「固定金利にするんじゃなかった!」と後悔はしていないとのこと。

 

変動金利と固定金利の差分は、「ただの保険料」だと思って、割り切って払っているんですね。

 

「金利はどうなるかわからない・・・」

 

からこそ、予想外の事態にしっかり備えておくのがベストという考えを持っていました。

 

 

「変動金利」押しの営業マンの主張

 

「どっちでもいい!」

「変動金利の方がいい!」

 

と主張した営業マンさんたちは、「ぶっちゃけ、これより金利が上がることはないと思うんですけどね・・・」という予想をしていました。

 

けれども、「変動金利の方が絶対いい!」と声高に言ってしまうと、もしものときに責任がとれないとかで、はっきりとは言えない。。。

 

でも、“こんな”根拠があって、「変動金利の方がいいかも?」と思っているそうです↓

 

【変動金利派の主張】金利はこの先上がらない!?過去の失敗が怖い銀行・・・

 

バブル期。

 

日本全体が経済的に豊になり、地価がどんどん上昇し、みんながウハウハだったころ。。。

 

実は金利もどんどん上昇していたそうです。

 

そして・・・

 

バブルがはじけて、借金が返せない人が増えました。

 

銀行は「誰かにお金を貸して、金利分で儲けている」ので、金利が高すぎるがゆえに破産をされては困ってしまいます。

 

そのため、金利がどんどん下がっていきました。

 

金融業界にとって、バブルはまだ記憶に新しい大失敗。。。

 

「あんな失敗もうしたくない!」という想いを持っている人たちが金融機関のトップとなっているため、無理に金利を上げるようなことはしないのではないか??

 

・・・というのが、

 

「変動金利の方がいいかも?」という主張をしている営業マンたちの根拠だそうです。

 

 

それでも未来がわからないのは事実!心配な人は固定金利でこんな手もある

 

ここまで、変動金利の方が有利みたいな話になっていましたが、「それでも未来の金利はわからない!」というのは事実。。。

 

全くリスクを考えずに変動金利を組むのも、なかなか怖いことです。

 

そういうときは、「固定金利にして、金利が下がったら借り換える」という手もあります。

 

住宅ローンの借り換えは今や一般的。

 

固定金利でリスクをなくしながら、金利が下がったときに有利な固定金利にしていく・・・という方法も存在します。

 

現に、先ほど登場した「9年前に固定金利で家を購入した営業マン」は、

 

金利が下がるごとに借り換えをして、9年前には2%だった金利が、今は0.9%になっているそうです。

 

こんな風に金利変動のリスクを抑えながら、借り換えていく方法が、一番賢いのかもしれません。

 

【借り換えの注意点】

安易に他の銀行に借り換えをしてしまうと、手続き費用や保証料が新たにかかり、損する場合もあります。私が話を伺った営業マンは「同じ銀行で借り換えている」と言ってました。

 

 

我が家は変動金利!決め手は銀行の怪しい態度・・・

 

いろいろと迷ったのですが、我が家は変動金利にしようと思います。

 

・・・というのも、

 

「やっぱり変動金利が固定金利を追い越すことはないんじゃないか?」と肌で感じているからです。

 

それは、銀行側の対応をみていて感じていることです。

 

ある銀行さんの話ですが、最初は「変動金利なら0.6%ですよ!」と営業をかけてきました。

 

ですが、いざ住宅ローンの本審査をしようとしたときには「1.2%です」と、当たり前のように固定金利を言ってきたんですね。

 

「聞いてたのと違うんですけど・・・」と私が言うと、「0.6%は変動金利ですね。でもローンを組むときは固定金利1.2%にしてもらいます」というのです。。。

 

我が家は借金アリの状態で住宅ローンを組むので、銀行に見下されるのはなんとなーく理解できますが・・・

 

変動か固定か選ぶ権利は、我が家にあるはずなのに意味不明ww

 

 

後日、信用しているハウスメーカーの営業マンに、不思議な銀行の対応を聞いてみました。

 

すると、「●●銀行はそういうことしますね~。変動だと、銀行は利益取れないですから!」って言ってましたね。

 

つまりは、「金利で儲けたい銀行側としては、何がなんでも固定金利にしてほしい」と^^;

 

私がお話をした銀行さんでは、「この先、金利は上がらない」と予想しているようですね。

 

銀行が不審な態度が決め手となり、我が家は“他の銀行で”変動金利に決定しました。

 

 

固定か?変動か?は、どっちがいいのか誰にもわからない。自分の性格に合わせて選択を!

 

固定金利か?

変動金利か?

 

この議論は、ずーっと答えが出ないでしょう。

 

ある営業マンさんが言ってたんですが、「逆に答えを出したらいけない」そうなんですね(笑)

 

だって、誰にも予想できないし、責任がとれないことは言及できません。

 

 

・・・というわけで!

 

「銀行は金利で儲けている」という仕組みを知りつつ、自分の性格に合った方を選択するのがベストだと言えます。

 

  • 「保険料を払ってリスクに備えたい!」人は固定金利
  • 「とにかく今損をしたくない!」人は変動金利

 

それぞれの事情に合わせて金利を選択するのがよいのではないかと思います。

 

 

う~~ん、この記事もズバッと「住宅ローンはどっちがいい!」と言えなくて微妙な感じで申し訳ないのですが・・・

 

少しでも参考になれば幸いです^^

 

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