中古住宅を買って、修繕して住む場合。
リフォームで、どこまで手を入れればいいのでしょうか?
せっかく予算を抑えるために中古住宅にしたのだから、できれば安く済ませたいですよね。
しかし、いくら「安く済ませたいから」といって、内装や外壁だけに手を入れてしまうと、後で後悔することになるかもしれません。
実際、私の友人は、見た目だけキレイにした中古住宅を購入して、悲惨なことになりました↓
この記事では、私が友人や住宅専門家から聞いた情報を元に、「これだけはやっておいた方がよい!」という最低限リフォームした方がいいポイントをお伝えしていきます。
もくじ
中古住宅のリフォームはどこまで?見た目以外に手を入れたい4つと費用
リノベーションをするとき、外壁や内装に手を加える人は多いと思います。
私自身も見た目をキレイにすることばかりを考えていたのですが、人の話を聞くうちに意外な盲点があったことに気づかされました。
リアルな話によると、リフォームした方がいいポイントが4つありました。
- 断熱対策
- 耐震工事
- オール電化&エコキュート
- 水回りの交換
【リフォーム点1】暑さ・寒さで失敗しない!断熱対策
中古住宅は、最近の建物に比べて、寒さや暑さが厳しいです。
とくに、中古住宅で多く出ている築20年以上の建物は断熱性が低いと言われています。
築38年の中古住宅を買った友人によると、「冬はめちゃくちゃ寒い!」そうです。
ですが、解決策がないわけではありません。
中古住宅でも「断熱材を入れる」ことはできます。
実際に、私がリノベーションをお願いする予定だった会社に聞いたところ、「少し費用が高くなるけどできる」とのことでした。(ハッキリいくらとは教えてくれませんでした^^;)
また、費用を少しでも抑えたい場合には、「窓を2重サッシに替える」という手もあります。
家の熱が逃げてしまう理由は、屋根や床下、壁などさまざまな原因がありますが、「窓から逃げる熱」が一番割合が大きいのです。
そして、熱が逃げにくい「2重サッシの窓」は、壁に断熱材を入れるよりも安価にできます。
工務店に聞いたところ、「窓一つにつき2~3万円ででき、補助金も出るので、ほとんど持ち出しはないだろう」と言われました。(2017年9月時点)
安さだけでなく、住み心地にもこだわりたい人は、断熱対策の工事も一緒にするようにしましょう。
【リフォーム点2】もしものときの備え!耐震工事
“きちんとした”工務店にお願いする場合は、ホームインスペクションの結果を見て耐震工事をすることになると思います。
しかし、”きちんとしていない”会社の場合、建物調査や耐震工事をせずに「見た目だけキレイ」にして販売することもあります。
とくに、1981年6月より前に建てられた家は、耐震基準を満たしていない場合が多いので、気をつけなければいけません。
耐震工事の費用は建物によってマチマチ。
ですが、我が家が買おうとしていた中古住宅の場合は、「調査してみて結果が良くない場合は150万ほどかかる」と言われました。
まぁ、そのうち80万円は市から補助が出るそうです。(金額は地域によって変わります)
地震は本当に怖いので、ホームインスペクションと耐震工事はしておくようにしましょう。
【リフォーム点3】光熱費で失敗しないために!オール電化&エコキュート
新築と中古住宅を比べたとき、中古住宅には「光熱費が高い」というデメリットがあります。
それは、中古住宅の方が断熱性が劣るためです。
熱さや寒さをしのぐために光熱費がかさんでしまうんですね。
それは「断熱性を高める」ことでも解決できますが、「光熱費を安くする設備」でも解決できます。
我が家が工務店さんにオススメされたのは、「オール電化&エコキュート」の組み合わせ。
エコキュートは、電気でお湯を沸かす設備なので、ガスは不要。
とくにプロパンガスは月々の光熱費が高めなので、それだけでもかなり節約できるようになります。
それに加え、エコキュートは「値段が安い夜間の電力」を蓄電しておいてくれます。
昼間の電気代も割安で済むんですね。
私自身がこの組み合わせを使ったことがないので効力はハッキリわかりませんが、ある人によると「4LDKの家で夏場エアコンを1日中つけていたけど電気代は8000円だった」そうです。
我が家はエアコン1つでも、夏場は一万円以上かかるので、それと比べるとかなり安そうです。ガス代もかかりませんしね。
光熱費が削減できれば、その分住宅ローンの支払いもラクになるはずなので、リノベーションをするなら「オール電化とエコキュート」を導入するとよいでしょう。
ちなみに、「オール電化&エコキュート」の費用は、私が聞いたところによると65万円だそうです。
(値段は工務店と導入する機械のランクによってマチマチ)
ちなみに、ソーラーパネルはやめた方がいいそうです。
ソーラーを屋根に載せるためには、「足場組み」「構造の補強」といった追加費用がかかり、新築に太陽光をつけるよりも費用が高くなるとのこと。
ザックリ300万かかるとかで、元を取るのに時間がかかりすぎると言われました><;
【リフォーム点4】昔のものは耐年数が短い!水回りの交換を
リノベーションをする場合、トイレやお風呂、キッチンといった設備は交換するのが当たり前かと思います。
もし、しない場合は、「のちのち交換」を視野に入れておきましょう。
というのは、昔のものは【10年で交換】が目安な作りになっているそうです。
もちろん、前の方が大切に使っていれば、それなりに物持ちはいいかもしれませんが、替えておくにこしたことがないでしょう。
中古住宅のリフォーム、最低限でいくら?我が家の見積もりはこちら
私がいろんなハウスメーカーを回ったり、中古住宅を購入した友人に聞いて「リノベーションするならここを!」と思ったポイントは、以下の4つ。
- 断熱対策
- 耐震工事
- オール電化&エコキュート
- 水回りの交換
これらは、外壁や内装といった基本的なリフォームとプラスしてのポイントです。
ただ・・・全部やるといくらくらいかかるのか?っていうのも、気になるところですよね。
我が家が1250万の中古住宅をリノベーションしようとして、見積もりをもらったところ、
- 外壁塗装
- 壁紙の張り替え
- キッチン・トイレ・風呂の入れ替え
- フローリング・畳の交換
- 間取り変更
- オール電化&エコキュート
などで、800万円かかると言われました。
その他、登記費用や仲介料といった諸費用を合わせて、合計で2200万円。
「新築なら4000万はかかる地域」ですので、それと比べればかなり安いです。
理想通りの家を安く手に入れられるリノベーション。
外見だけでなく、住み心地も理想通りにするために、改修ポイントを参考にしていただけると幸いです!
PS.
ここまでガッツリ調べておきながら、我が家はリノベーションをやめて、新築にすることにしました^^;
ぶっちゃけて言えば、「リノベーションしてもいつまで住めるかわからない」というデメリットがあります。
そして新築には、「経済的に余裕がある人でないと買えない」というデメリットがあります。
我が家の経済的状況としては、普通に考えて中古しか選択肢がないのですが・・・少しあがいてみたいと思います。
またブログで結果を公開していきたいと思いますので、よかったらまた覗きにきてくださいね♪